いつまでも 同じ場所で 立ち竦んでいる
すこしも動かない なにも変わらない
悦びも悲しみも怒りも 虚しさに塗り込められ
朽ちてゆく ただ 流れに飲み込まれて
無力さを噛みしめることにも すでに飽きていて
孤独を味わうはずの舌は そろそろ麻痺してる
どしゃ降りの雨に打たれ続けるような
生ぬるい優しささえ 今は愛おしい
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僕だけが持っている 君の心のスペアキー
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