おもいおく 言の葉なくて ついに行く 道は迷わじ なるにまかせて
―黒田如水―
ぐるぐると おなじ処を 廻りつつ 螺旋のように 上に昇らむ
初春の 優しき風が 吹きぬけて 待ち人来たる 白き箱庭
Feb.21 2003
狂い咲く 白き花弁に 泣き笑い 梅を愛でつつ 酌み交わす酒
イキオイに 呑まれて消えた やるせなさ 作り笑顔を 知る気配なし
すれ違う 言葉と想い どこまでも 螺旋を描き 堕ちてゆくだけ
Jan.21 2003