コ ト の ハ




+      +


汚れたくらいで 見る目が変わるとでも思ってるの?

侮っちゃいけない





+ 引き算 +


自己満足でない「満足」は どこにもないから

どこまでも欲望を満たせばいい

退屈でない「日常」は どこにもないから

どこまでも刺激を求めればいい


「心が満たされる」ことだけが 人の幸福であるのなら

あなたの理論は「完璧」 どこにも抜かりはない

「幸福に生きる」ことだけが 人生の目的であるのなら

あなたの理想は「絶対」 どこにも間違いはない


なぜなら 人は死ぬからね


そのちっぽけな命に どれだけの価値を置くかだね





+ 「牧師」から一言 +


「キレイゴト」じゃ 誰も救えないとでも思ってるんだろ?

でもな

「キレイゴト」でしか 魂は救えないんだぜ





+      +


見抜けてないとでも 思ってたのかい?

Aug.31 2002



+      +


「悪」は 「神」のように荘厳でなければならない

「犯罪」は 「魔術」のように華麗でなければならない





+      +


あなたの退屈を慰めるために 歌を唄おう

あなたの退屈を慰めるために 詩を贈ろう

あなたの退屈を慰めるために 道化になろう

あなたの退屈を慰めるために 物語を語ろう

あなたの退屈を慰めるために 愛撫をしよう

あなたの退屈を慰めるために 僕は消えよう





+ 「殺し屋」から一言 +


「影」と「闇」は違うってことさ

Aug.30 2002



+      +


あなたがどんなに美しいかなんて

あなたがどんなに魅力的かなんて

俺には関係ないから・・・ね





+ <今日の短歌> +


遠き日に 心の紙に焼き付けた 褪せることない セピアの写真

海原に 乱反射する光線を 願い掛けつつ 見つめ続ける

結局は 裏も表も同じコト 歪みも捻れも メビウスの輪も





+      +


ヤキモチ妬いてもらえるウチが 華じゃない

Aug.28 2002



+      +


残り香のように 微かな馴れ合いが良い

昼と夜の顔は ギャップがあればなお良い

「不実」を装うのは歓迎する

「誠実」を装われると迷惑する

「素」がそれだと 言うこと無い

「裏」を持ちたいなら スマートに頼む





+      +


浜風に手を取られ あなたは歩き出す

浄闇に包まれた松の林は 虫さえも死んだように眠っている


潮騒に足を取られ あなたは立ち止まる

永遠に続く波の営みが 疲れ果てたと悲鳴を上げている


海鳥に頬を寄せ あなたは耳を澄ます

白み始めた晩夏の空に 神が立ち去る足音だけがこだまする


来光に目を細め あなたは手を翳す

海原に描かれた光の路は 荘厳というには派手すぎる





+      +


たまに泣き言が聞けると 嬉しかったりする

頻繁にもたれかかられると 邪魔でしかない

Aug.27 2002



+      +


過ちの数を競うゲームを 嬉々として続けているあなたの危うさは

それなりに刺激的だけれど ただそれだけのことだったりする





+      +


別に寂しくもなければ 哀しくもない

ただ振り出しに戻っただけさ

Aug.25 2002



+ 原 爆 +


熱に浮かされたような脳味噌で 都合の良い情報だけを選択し

軍国主義の名を借りて 神主をゼネラルにしたりして

どれだけの血が流れても 狂人のように不感症

感覚さえも麻痺してる 酒より悪い大衆の麻薬

眠りを覚ます熱線が 何万の御霊を蒸発させ

真夏の瓦礫に降る死の雪と共に 狂気の時代は終わりを告げた





+      +


30年後の夢を見て 10年後の為の施策をし

100年後まで名を残す ホントの政治家がいたならば

負けるしかない戦争は 恥ずかしくってできやしない

Aug.6 2002


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