+ ＜ 短 歌 ＞ +
〜 地の果て 〜
蒼天に かかる雲さえ 吹き飛ばす 荒涼とした 神の棲む場所
いま君が どんなに離れていようとも 僕らの上には 同じ空だね
この国じゃ 涙が乾く暇もない 雨のかわりに 鉄が降る街
ようやくね 辿りついてはみたけれど ここから先は もう地図も無い
果てのない 砂漠の中に 延々と 続く足跡 紺碧の空
+ +
心に闇を持たない者よ 去れ
+ ＢＬＡＺＥ +
闇に蠢き 影に嘲い 蔑み 媚びへつらう者よ
そのかりそめの姿を 我が前に晒すがいい
地獄の業火よ ゲヘナの火よ
すべてを焼き尽くすがいい
すべてを灰にするがいい
+ +
たとえ景色が変わっても 変わらないものがある
すべてが移ろい続けても 変えられないものがある
+ 堕天使へ +
あなたが見失ったものは 夢ですか？
それとも−−−
７０００キリ番ゲット 西夜さんへのプレゼント
〜 旅立つ人へ 〜
闇夜にも あなたを照らす月あかり 忘れないでね 信じていてね
見据えなよ 水平線のその先に あなたが目指す 場所があるから
一期一会 昔の人はエライよね あなたと僕は また逢うけどね
遠き旅 まだ始まったばかりさね 息を抜きたい 時もあるさね
風の音は 迷ったときに聞けば良い ただ走りだせ 今がその時
旅立つと 決めたあなたの双眸に 迷いと曇り 似合わないよね
終わりこそ 始まりであると信じてる 別れじゃないから 泣きはしないよ
遅くとも 決して止めるな その歩み 選んだ道が 君のゆく道
つらいなら いつでも羽根を休めてよ 僕はいつでも ここにいるから
背を向けた あなたの前に横たわる 無限の空と 有限の海
+ Ｓｅａｓｏｎｓ ｏｆ Ｃｈａｎｇｅ +
瞬く星に願いを懸けた 幼い頃のように
何一つ疑うこともなく 純粋に
光が射す方向へ 弛まず歩いていた
自由自在に思い描いた 子供の頃のように
無限の可能性を秘めて ひたすらに
夢が告げる場所へ 振り向かず歩いていた
時間の流れは無慈悲で ためらいは許されず
現実の世界は残酷で なれあいは許されず
砕け散った波濤は 心の曇りガラス
凍えそうな海に煌めく 儚い夢の飛沫
すべてを初めから やり直せるものなら
なんの迷いもなく 引き金を引くけれど
叶わぬ想いを抱きしめて
僕は 変わろう
+ +
戦わなければ 負けることはないけど
勝つこともないんだよ
+ 「幻術師（めくらまし）」から一言 +
どれが本物の僕でしょうね？
+ バランス +
もしも この世界が 太陽の輝く時間だけであったなら
もしも この世界に 暗闇が支配する時間がなかったなら
僕は この大いなる破壊の衝動を ねじ伏せることをしないだろう
僕は この御しがたい怒りの情動を 取り鎮めたりはしないだろう
ただ高いだけの山よ 海まで崩れ落ちるがいい
ただ冥いだけの淵よ その口を閉じるがいい
「 お前の舌を抜く閻魔はいない 」
監獄の看守は愛想なく笑い
「 汝の魂に安息の日はない 」
教会の牧師が無慈悲に嘲う
信ずべき法もなく
誇るべき理もなく
戦うための剣もなく
寒さを防ぐ術もない
この暗闇に 沈み込む喜び
この闇夜に ただ眠る悦び
+ +
泣くのは１人でできるけどね
慰めるのは １人じゃできないんだよ
+ +
通り雨のような あなたの気まぐれに
傘のない僕は また振り回される
+ 止まらない時間 +
転がる石になりたくて この想いを押しつぶす
僕が描いてきた夢は 賞味期限が切れている
冷えた心 欠けてしまった微笑み
羽ばたく鳥になりたくて アドレナリンを振り絞る
壊れてしまった情熱じゃ 廃品回収も来やしない
見つめた空 忘れてしまった誓い
正しいことを求めていた それが正しいことであると
前に進めと少しずつでも それが正しいことであると
がんじがらめの鎖 断ち切るだけの力もなく
永遠と信じたものは ため息ほどの価値もなく
結局どこにも 辿り着けはしない−−
+ +
研ぎ澄まされた刃のように 煌めく人
+ +
ほんの少しだけ 眠らせてくれ