コ ト の ハ





4000キリ番ゲット 西夜さんへのプレゼント


+  蒼い水  +


眩しいほどの十六夜の月が 皓々と世界を照らして

星を孕んだように瞬く あなたのたゆとう水面


生まれた姿のあなたに絡む 目には見えない荊の鎖

流れ出ては水面に溶ける 鏡には映らないあなたの血


けれどその蒼い水は 水晶のようにどこまでも透き通って

けれどその蒼い水は 月光のように清廉と澄み切って


疲れた旅人の喉を 優しく潤す

痛んだ者の傷を 静かに癒やす


汲めど尽きないその水は 言葉にならないあなたの涙

決して渇れることのない 言葉にできないあなたの想い

Oct. 27 2001




+ 「解っている人」から一言 +


あんたのは ずいぶん安いプライドだねぇ





+ 戻らない「時」 +


僕が迷い込んだ霧の中は
おそろしく奥が深くて

どこを歩いてるのかも知らない僕は
随分と堂々巡りをしていたらしい

時間が 経ちすぎてしまっただろうか
世界が 変わってしまったのだろうか

帰り着いた僕が見たものは
決して見たくない現実だった

あれだけ お願いしておいたんだけどな

「 そこに いて 」

「 どこにも いかないで 」

Oct. 25 2001




+ 「物書き」から一言 +


僕は“神”ですからね





+ 失われたもの +


この荒野をもたらした あの遠い昔の戦い

この世から たくさんのものがなくなった

獣は森を失い

鳥は空を失い

魚は海を失い

人は心を失った





+      +


疲れ果て 眠り込んだあなたの

その頬に 優しく口づけよう


毛布を掛け 音楽を消したら

その寝顔を そっと見つめよう


この幸福な時間を

この安らぎの時間を


きっと あなたは

知りはしないだろうけれど

Oct. 24 2001




+      +


困るのは

あなたといると 時間が駆け足です

Oct. 23 2001




+      +


どこまでも続く闇 永遠の孤独の中を

限りなく続く静寂 無限のせつなさの中を


僕は走り続ける

ただ己の 鼓動だけを聞いて


この果てしない無明の果てに

この大いなる虚無の向こうに


僕が目指す場所があるから

僕が決めた僕がいるから


それがまぼろしと 知っていても

僕はただ 走り続ける





+      +


星の示す方へ 月の声を聞いて

Oct. 11 2001




+ 「探偵」から一言 +


あなたがシアワセを追求し始めたときから

あなたの不幸は始まったのです





+      +


あなたが何を考えているのか

僕には もうわからない


Oct. 10 2001




+      +


嬉しそうなあなたを見て 僕は癒やされます

楽しそうなあなたを見て 僕は救われます


Oct. 4 2001




+      +


この眩しすぎる月に誓う


Oct. 1 2001



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